2023年12月20日
一般社団法人日本DPO協会

「欧米の個人情報保護規制におけるこどもの保護の最新動向と日本への示唆」

謹啓　師走の候、皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。

こどものプライバシーについては、欧米において保護規制が先行しています。米国の連邦法であるCOPPAによる規制は従前より存在するものですが、近時においては、GDPRにおけるこどものデータ保護規制に加えて、英国においてUK Children‘s Codeが制定され、それを踏襲した米国カリフォルニア州のCalifornia Age-Appropriation Design Code Actが成立しています。個人情報保護委員会が2023年11月15日開催の個人情報保護委員会の資料として公表した「個人情報保護法 いわゆる3年ごと見直し規定に基づく検討」においても、施行状況に係る委員会における主な意見で、「諸外国の議論の動向も考慮しつつ、こどもの権益の保護の在り方を検討すべき」とされています。また、検討の視点の例でも、「個人情報を取り扱う様々なサービス等が生まれる中、個人の権利利益の保護の観点から、本人の関与の在り方を検討すべきではないか。その際、その年齢及び発達の程度に応じた配慮が必要なこども等の関与の在り方はどうあるべきか、併せて検討すべきではないか。」というものが挙げられています。そこで、日本の個人情報保護法の改正にあたっても、こどもの保護は重要テーマとなることが想定され、先行する欧米の法規制からは重要な示唆が得られると考えられます。

本セミナーでは、当協会顧問の森・濱田松本法律事務所のパートナー弁護士の田中浩之先生にご登壇頂き、NBL No.1228に掲載された本テーマに関する同弁護士の論文をもとに、最新の関連トピックスについてご解説頂きます。

本セミナーは、当協会へのご入会如何にかかわらず、どなたでも自由にご参加いただけますので、お気軽にお申込みください。

今後とも、何卒、皆様方からのご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

敬具

【第22回オンラインセミナーの概要】