2023年5月25日
一般社団法人日本DPO協会

「メタバースにおけるプライバシー及びセキュリティ保護」

謹啓　新緑の候、皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。

　メタバースでは、仮想世界内における一挙一動、さらにVRゴーグル経由で得られる視線情報を収集できることから、一人当たりのデータ主体について収集できる個人情報・データは爆発的に増えることとなる。これらの情報・データの適切な取り扱いが求められようとしています。また、メタバースでは、アバターを通じて多数の参加者の挙動情報が集積される、データのかたまりであり、高度な情報セキュリティが不可欠であると指摘されています。
　また、メタバース内ではアバターをかぶって参加者は行動することから、アバターのプライバシーや人格はどこまで保護されるべきか、アタバーに対する誹謗中傷その他の攻撃に対してどのように対処すべきか、というこれまでになかった問題が生じています。
　本セミナーでは、コロナ禍でのリモートワークやオンラインコミュニケーションの普及など、メタバース・XR（クロス・リアリティ）でのデータ利活用の広がりを背景とする、セキュリティ・プライバシーへの影響・リスクを概観するとともに、アバター特有の問題点を考えていきます。
　メタバースのプラットフォームを提供する事業者、メタバースを背後で支える事業者、メタバースに出店等して参加している事業者あるいは計画している事業者だけでなく、現在メタバースは当社のビジネスとは無関係であるとお考えの事業者のみなさまにも、ご参加いただければ幸いです。す。
　本セミナーは、当協会顧問で、最近、「Q&Aで学ぶメタバース・XRビジネスのリスクと対応策」を著されているアンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業の中崎尚先生に、こうした諸問題の最新動向を踏まえて、日本企業が留意すべき事項などをご解説頂きます。

　本セミナーは、当協会へのご入会如何にかかわらず、どなたでも自由にご参加いただけますので、お気軽にお申込みください。

　今後とも、何卒、皆様方からのご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

敬具